センチメンタル・バリュー

Cherry-Jam-Club2006-06-03

私はモノを捨てられないオンナ。
理由は明白。1つ1つに、ぶらーーーんと、ぶらさがってるんですよ。
「思い出」という札が。切れませんよ、なかなかコイツは。
こういうのを「センチメンタル・バリュー」というのだそうです。


それでも、いいかげん、増え続けるモノを処分しないと、自分の今現在必要なものさえ
使えなくなってしまう。そうそう、さすがにこのトシになれば分かってますってばぁ。


でも、今日は久々に、このバリューの「高騰ぶり」に胸が高鳴りました。ウフ☆

来週のチェリージャズクラブ(私のセルフプロデュースのラジオ番組)で、ボサノバ
特集をやるにあたり、、、1993年発行のBRUTUS が大活躍!なのでございます。
ブルータスは、最近こそ内容や紙面デザインが偏っていて、あまり好みじゃないけど、
90年代半ばまでは、東京で働く編集者のはしくれとして「できるなら、この雑誌で
編集やりたいワ〜」の憧れ度ナンバーワンでした。毎号思い切った特集を、徹底的に
やってくれるので、ツボにはまった企画の号は、それこそ永久?保存・愛蔵版になる
わけです。

それでも、さすがにこの10数年で海を越えて何度も住処が変わり、雑誌の類はかなり
処分を迫られましたが、このブルータスは(他の企画は捨てても)ずっと手元に残して
きました。



ボサノバが昔から好きだったこともあるし
この号の誌面レイアウトやデザインが洒落ているのもあるけど
もしかして、予感してた?



いやいや。さすがに13年後に、新潟県の小さな(失礼!)市で、コミニュティFMの
ラジオのDJやってるなんて、そんな人生想像できなかったよー。


でも、すごい!
あの頃よりずーーっと、スタンゲッツもトム・ジョビンジョアン・
ジルベルトも私の近くにいる。
そして、このブルータスのペラペラな色あせた誌面に書かれた記事が、
とても面白くてワクワクさせられた。

番組つくりの参考になりすぎるので、一度にネタにするのは惜しいな。よし、
ボサノバ特集はこれから沢山組みますよ。
まず、来週は、軽ーーく、ボザの魅力が伝わる選曲でいってみよう♪

本日収録してきました。大好きな曲ばかり、紹介するのがすごく楽しかったデス!


使えるなー、ブルータス1993年号


だから、モノは捨てられない。