収穫と課題と。スワンライブレポ☆

引き続き、スワンライブレポを。
*今回は佐藤文孝さんリーダーの強力なピアノトリオです。愛すべきメンバーの皆さん

さて、今回は、練習スタジオがとれず、本番リハのみ、、でしたが、それも1時間前からで、さーっと進行を確認した程度。全員そろったのは、20分前だったかで、「あとは、本番でっ!」とややひきつり笑顔でメンバーと自分の力量頼み、、、なのでした。本当は、スタンダードで何度かやってる曲で構成してしまえばこのメンバーなら無難に高い完成度でこなせるでしょう。でも、それはできない性分でして、、、。今回は、リクエストもいただいてたし、自分も新鮮な気持ちで歌ってみたい新曲もありました。やるっきゃないと気分は戦闘モード。うう、またも緊張でお腹がピーピーです。ひぃ〜

ふとあたりを見渡すと、店内は満杯でした。私あてに事前に連絡してくれた10名の倍近い人数(つまり残りは知らないお客さんや常連さん)で、静かな熱気に包まれています。うーん、やっぱりお客さんが入ると気分は高揚します。

インストの1曲目は「酒バラ」ボジョレーヌーボ解禁にあわせてかな?文孝さんの洒落たピアノタッチに女性客は乗り出して聞いています。やっぱり、ワタシは彼のピアノが大好きです。初めてスワンで一緒にやってから、毎回、文孝さんとやるたびに体内の細胞が嬉しくなってしまうんです。ピアノという楽器は、本当に図体も大きくて、そのくせ繊細で緻密で、人間一人があの1台を演奏するのに、すごい力量がいるんだと、最近つくづく思うのですが。。。文孝さんは、間違いなくピアノの神様に愛されていると思う。スローもいいけど、GREEN DOLPHINのような、タッチの激しい曲もかっこいい。好みもあると思うけど、彼の少し多めの音数もスキ。とくに櫻井さんとのシンバルやハイファットがバーン!シャーン!とあうと、しびれます〜!!ワオ。 誉め殺し!?

そうこうするうちに(インスト中2回もトイレいってました)歌の出番。うわー、本当にお客様がいっぱい!ステージの真ん中から、まるで魚眼レンズでのぞいたように、満杯のお客様が見えます。今回は前回までの反省を生かして、マイク調整もばっちりです。メンバ−の五十嵐さんから「あんまり、自分をネタにしないで」と泣き?をいれられましたが、、、やっぱりワタシのメンバー紹介のMCは長いんです。ふふふ。。。今回も皆さん、いじらせていただきました。

肝心のライブは、今回は1部で飛ばしすぎたかもしれません。。。ゲストギタリスト(前にブログで紹介したジャズマヌーシェッとの加賀ヒロツグさん。)飛び入り参加もあって、選曲も盛り上げ系でいったのですが、もう、1ストステージ終わった時点で、なんだかライブ終わったような感じ!?だったかも。。。いや、それだけメンバーの演奏もよかったんです!その反動からか?2部は、やや集中力がとぎれ、リハが充分できなかった曲は,本来の力を出し切れてなかった惜しいところもありました。(でも、2部のインストも、すごくかっこ良くてファンキーで、ワタシはしびれました☆)

歌っていると、分かるんです。本当に気持ちよくグルーブができてると、自分が音の宇宙のなかに取り込まれて、すっぽり包まれて歌っている感じ。大きなリズムのうねりがぴったりあってるから、多少歌がフェイクしたり、リズムを前後にゆらしても、ぜんぜん大丈夫、というか、むしろそれが気持ちいい!でも、すこしでもそれが崩れてると、やっぱ気持ち悪いし、ステージでバンドの音がだんだん遠くなって、小さくなって、自分の歌だけが、衛星から切り離された物体のように、ぷかぷか浮かんで不安定に終着点を求めてる感じ。。。

今回は、1日のライブでその2つを味わいました!いや、これも貴重な体験。(打ち上げの「ロイホ」で反省大会>笑)やはりテーマは「芸の道は険しい」(苦笑)ううむ、ワタシもステージング(構成)をはじめ、もっとフロントマンとして考える余地が沢山あるなぁと思いました。もっと、もっと安定感のあるヴォーカリストになりたい。メンバーもそれぞれ思うところあったようです。

でも、そんな厳しい自己反省はしてるけど、お客様からは翌日から「楽しかった!」「ますますファンです」「次も必ずいきます」「ファンキーで、メロディアスで最高でした」と激励のメールが!ほっと一安心。みんな〜、よかったね〜(笑)
*五十嵐さんのベースラインで気気持ちよさそうに歌ってます


うーん、ライブ終了3日経過しても、今回はカラダに余韻が残っています。
なんだかんだいって、このバンドは本当にパワフル&ハッピーでいいです。次にこのメンバーと一緒に歌うのが本当に待ち遠しい。

個人的には、スワンのPAをやっと調節できるようになったこと+声が楽に伸びるようになってきた+ベースの五十嵐さんのラインをしっかり意識しながら歌えた、、
など、次回につながりそうな、収穫ありのステージでした☆

今回は、前に来てくださったお客様やラジオのリスナーのお客様からのリクエスト(「LOVER MAN」「BYE BYE BLACKBIRD」「SOMEONE TO WATCH OVER ME」を歌いましたが、次回は別のお客様から「イパネマ」と「チェニジアの夜」をリクエストされました。イパネマは、昔から歌ってるんですが、、、「チェニジア!!」懐かしい〜。ワタシがこの曲を知ったのは、ブラックコンテンポラリー全盛のチャカカーンのバージョン。ジャズを歌うようになって、エラ・フィッツジェラルドのバージョン聞いて、火を吹くようなスキャットのかっこよさに痺れました〜。ううむ、難曲じゃ。でも、練習しがいがあるなー。

次回のスワン出演は、ジャズストリートはさむので、来年3月の第3土曜日。4ヶ月も先だぜ〜! 荒井さんも復帰できてフルメンバーになるかな? ぜひ、またいいステージを作りたいです。

さぁて、頭を切り替えて、ボーカルのトリサちゃんとジョイントする来月のクリスマスライブの準備!!まずは、クリスマスツリー飾って気分を盛り上げようっと♪(カタチから入るのさ♪♪フンフンフン)
*撮影から差し入れ、打ち上げまで付き合ってくれたトリサちゃん。多謝、多謝です。クリスマスライブでは、このヴォーカルコンビでスィート&ロマンティックにお送りしますよ♪

(おまけショット)
*打ち上げのロイホ。ヨンさまとナオミの「水玉」ペアショット(笑)