新発田JAZZ STORY〜第2章〜バードセッション編

ライブ後は、憧れの『BIRD』へ、、片手に地図と荷物、片手にビールをもって、ほろ酔いでひとりお店に向かったのですが、思い切り道を90度間違えて進んでしまい、人通りのない夜道をうろうろしていたところ、ジャズイン新潟管理人の高橋さんが車で「捕獲」してくれました(笑)。危ねー。

イラストレータ和田誠さんデザインの看板。モダン!!
新発田の繁華街から少しだけ離れた場所に、ぽつんとその伝説のお店「BIRD」はありました。想像してたより店内は狭く、すでにセッションが始まっていました。私は、飴色の店内に足を踏み入れたとたん、何とも言えない気持ちになり、気がつくと胸が熱くなり涙ぐんでいました。木の臭い、響くジャズのナマ音、お客さんの背中、お店の奥にターコイズブルーのエプロンをつけたママがいます。初めて来た場所なのに、懐かしさで胸がいっぱいになってしばらく呆然と店内に立ちすくんでしまいました。

この店は、私が10代の終わりに通った神戸のジャズ喫茶と同じ空気感がある。20代のころ、酔っぱらって音楽談義を交わした新宿のジャズ喫茶にたたずまいが似ている。。。そんなナゾは、バードの40年の歴史をひもとけば、自ずと明らかになることでした。新発田に次々と素晴らしいジャズメンが輩出されたのも、今もなお、層の厚いミュージシャンが育っている事も、、「ここから」だったんですね!

※ココに立つと,ジャズの神様に近づいたような、、そんな気分です(写真提供:ほら吹きさん)
ママの作ってくれたハイボールは、すごく濃くて(サービス満点です)空腹の胃にしみわたり、私はしっかり酔っぱらってマイクを握っていました。ボーカルの立ち位置は、お店のど真ん中、、おへそのあたりでした。琥珀色の暖かい空気に包まれて、気持ちよーーく熱唱しました〜。見渡すと,セッションに参加していたメンバーとはほぼ全員、今年に入ってどこかのステージで共演しております♪ 日頃は「自分の決まったバンドがない」ジプシーシンガーのサビシい私ですが、毎回色んな方と演奏するからこそ、こんなときは、「おいらちっともサビシくないぜ♪」と、みんな仲間だわっしょいモード全開です。単純なヤツです(笑)

※RENAさんと川田さんのデュエットはこったコーラスアレンジでブラボーです

※トリサさんと大森さんのデュオ♪絵になる二人です
深夜をまわって、セッション終了。ウレシハズカシ私の初めての新発田ジャズ物語は幕をとじました。また続きがあるといいな。

※お笑いトリオのようなポーズをとってくれた3人

※新参者の私にも心優しく接してくれた靖子ママ。多謝です