雪のJSレポファイナル☆幸せの青いカナリア編

YUYA 【MEETS】NAOMI ふたりの「出会い」がテーマでした

早いもので、あの雪のジャズストリートから1週間たちました。私ときたら、やはりあぽろん開始前にちょっと具合が悪くなったときから、胃腸系のウイルスに感染したようで、この1週間は出歩くのをやめて自宅で安静にしておりました。おかげで、ココ半年、ろくに更新してなかった、ブログ(超長文)三部作を連続で一気に書き上げることができました、、、って、1週間経ってたら、一気といいませんね。残念ながら、年々記憶力も落ち、ライブレポート最終回は、前回、前々回のような詳細なレポは厳しそうです(泣)が、かえって、前回のようなやさぐれた(笑)内容にならなくて、よいかもしれません。

なぜなら、1週間後の今、とても幸せな気分で、あの日を振り返ることができるからです!

●2nd SET  ゲストステージ/BEANS TRIO +山本美恵

さて、怒濤の1部が終わり、トリサさんが「ナオミさんと豊川さんは、ただいま休憩中です」と言ってた頃、私は控え室でちょと放心状態で座っていました。でも、控え室に戻るぎゅうぎゅう詰めの通路を歩き時も、両脇からお客様が「素敵でした!」「すごくよかったです」と声をかけてくださったり、「私の初めてのジャズ体験は、前回のフラッシュのナオミさん!今回も、ナオミさんのライブを真っ先にチェックしました」と言ってくださったり、そんな言葉を聞くたび、心にエネルギーを充電できました。そういう言葉って、何よりの薬なんですよぉ〜(嬉)

2nd SETは、今回のゲストプレイヤー、新潟で活躍中のユニットBEANS TRIO の3人に、山本美恵さん。小黒さんと美恵さんは連続登板です。ゲストなのに、私とユーヤくんより、いっぱいやっていただいてすみません〜。

構成として、2部はゲストの方に、時間だけ伝えて、好きなようにやっていただこう!と決めてました。BEANS TRIOのメンバーは、私にとって、心を許せる大事な仲間であり(顔を見るだけでほっとする>笑)、この3人の作り出す雰囲気と音世界に心底癒される存在です。彼らの音を聞いてると、ーー日だまりのジャズ。黄昏のブルース。優しい大人の子守唄、ーー、、そんなフレーズがココロに浮かびます。いろんなバンドがあるけど、新潟では絶対唯一無二の貴重な存在!

今日は、この3人に「山本美恵」さんという、曲に独自の色彩感をもたらすピアニストが混ざり、どんな絵を描くのかな。

1曲目のインスト「Mambo Inn」の、ビビッドでポップなカラー、最後ボーカル曲のボサノバ「Dream 」の、透明感あふれる柔らかいパステルカラーまで、2部の間、彼らの音世界に身を委ねて、、ああ、気持ちいい、、このまま、控え室で、浸っていたい、、、

ん?んん??!!!!そんな場合じゃないっつーーーの!!!

気がつくと、けっこういい時間でした。すでに、会場には、3部で加わるRENAさんも待機。ココロを鬼にして、トリサさんにキューを出して、2部をしめていただきました。ごめんね〜個人的には、もっと微睡んでいたかったよぅ。


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●3rd SET  Yuya meets NaomiPLUS  小黒仁+大森明+山本美恵+RENA+田村トリサ

さぁ、泣いても笑っても本日のラストステージ。このセットは、全員が入れ替わり立ち代わり、ステージに登場します。少し小黒さんたちに休んでいただいて、、(でも、基本、殆ど休みなしですみません〜)私は、ジャズストの意義等をMCで少しお話しております。何も用意してなかったわりに、滑らかにべらべらと、。。実は、フラッシュで新潟日報さんから取材を受けたとき、美恵さんがカッコいいことを話していたので、それが頭に残っていて、半分受け売りなの〜(爆)

お、客席正面に、「ジャズイン新潟HP」の管理人さんも。影響力のあるHP、、画像が出るかもしれないのに、わたしのまゆ毛は薄いママ(泣)(注:前回の日記参照)。お!!!通路側に、背の高いあの方が!八木ブラザーズのドラマー、前回共演した西尾さんです。他のメンバーはスワンに向かったらしいのに、ちょっとだけ聞きにきてくれたらしいです。ドラムセットあったら、乱入をお願いするところでしたが(またかよ>笑)残念です〜。(なんか、すでに、アルコール入ってましたねぇ)いやぁ、あぽろんさん、360度見渡せるので、お客さん探しやすいかも。


1,Impressions(inst)

インストで、再び豊川くんのギターが光る軽快なナンバー。疾走感とときおり胸にせまるぐっとくるメロディライン、新潟女性のハートをわしずかみにできたのでしょうか? 個人的に、2部の大森さんの「余白のある渋い大人のジャズギター」と、豊川くんの「若くてどこまでも自由な奔放なギター」、両方比較しながら聞けて、すごく楽しかった〜(実はギター大好き)しかし、美恵さんのエレピもますます絶好調。彼女は、すでに本日5ステージ目!!(小黒さんもです!!)

vocal

2.The Man I Love
ここで、私と豊川くんのデュオを披露。そう、「今回は”Yuya meets Naomi”で、私たちの出会いがテーマなんです」。というと、横の豊川くんは、ぽかんとしています。全く、分かってなかったようです(爆)彼は、しゃべると、ホント今時のそのへんの若者なんだよなぁ、、、かわいいけど。。。曲はガーシュイン兄弟の有名曲ですが、1setのDuoに引き続き、凝ったアレンジ。。っつーか、めっっちゃ速い4BEATで、すごく集中して素早く歌詞を小節内でまわさないと、ギターに追いつきません。なのにぃ、豊川くんは、「出会いがテーマ」といったMCに動揺したのか(笑)、今までで一番高速のイントロを弾きやがった!!!きゃ^ー歌詞が,口がまわらないっつ。口がまわらず、目をまわす。最後まで手に汗握る、デュオでした、はぁはぁハぁ、、、。後で聞いたら,ギターも相当速くてヤバかったらしいです。もう少し、二人の息をあわせて、次回は、目のまわらない速さでグルーヴ感出して歌いたいと思いマス。

3.In A Mellow Tone
ギターはビーンストリオの大森さんにスイッチ。豊川くんは、超高速弾きのあとで指を休めています(自爆)。昔から好きなエリントンナンバー。まったり4ビートで。。。ああ、ホントは自分の年齢にあったのは、この速さなんだよなぁ。としみじみ。美恵さんは、なんでもウマい!毎回2コーラス目はフルスキャットしますが、すごく気持ちよく、次々と,メロディが頭から出て来ました。大森さんの味のあるソロ、小黒さんのスィング感あふれるベース。。「ジャズの良心」を感じます〜

時間の関係で本当はこのあと、用意した1曲を泣く泣くカットして、ここからが本当のファイナル!

☆BLUE CANARY ON STAGE!!

「今日はたくさん、プラスしてしまいましたが、最後の”plus"です」と、とってつけたMCで(笑)レナちゃん、トリサさんを呼んで、3人でステージへ。昨年末デビューした女性ジャズコーラスグループ「Blue Canary」が最後を豪華に飾ります。実はレナちゃんは5時まで別の会場でライブを終えてから駆けつけてくれたので、3人でリハは全くやっていません。しかも、3人で歌うこと自体が、年末のクリスマスライブ以来!さぁて、息のあったコーラスできるのでしょうか。

でも、この日、このステージが一番精神的に安心していました。両脇にこの二人のお嬢さんが、立ってるだけで、どんだけ心強いか!それは、他の二人も同じみたいです。もう、すっかり「絆」を感じています。

Jazz Chorus
4.Lovin' You
ラビンユーは、出だしもたつきまして、一度やり直し。イントロ始まって,3人の声がふわっと溶けた瞬間から、お客さんの表情が一気に和らぎます。「ようこそ、ブルカナワールドへ」。この曲は、コーラスに加え、レナちゃんのvocalの良さがたっぷり味わえる、人気のナンバー。艶やかな高音と少しハスキーな歌声が、隣で聞いていてもホントに気持ちいい。途中私が短いCパートを歌いますが、声質の対比ができて、彼女の歌のよさがまた光る!(引き立て役でぇす〜~^^:)

外から3人で歌っていたのが目立ってたらしく、ブルカナ始まってからも客がどんどん入って来ます。一時、自動ドアの開閉がおかしくなっていたほど。。。美恵さんの姪っ子さんもいらして、レナ姫の速攻ファンになっていました。グッジョブ!

5.Bei Mir Bist Du Schon

そして、ギター大森さんにまたスイッチして、「素敵な貴方」を。英語とドイツ語の混ざった歌詞を語学に堪能なトリサさんリードボーカルで3声披露。古き良き名曲に、Old Jazz Fanのハートもがっちりキャッチ!大森さんのギターソロ、渋かったぁ。ラストコーラスで、途中アレンジした3人のハーモニーがアクセントで入るのですが、お客さんがニヤッと(やられた〜)と言う顔で笑ったのが、印象的。

6.Bye Bye Blackbird
本日のオオトリは、トリのタイトル曲(笑)不吉なことはバイバイして、幸せが来るよ!という、私たちブルーカナリア=幸せの青い鳥の、メインテーマソングですね。途中、後ろからも歌が、、おお、、ベースの小黒さんも歌ってました。後で、お客さんから「後ろのベースの方も歌っていたので,4声コーラスかと思いました」と言われましたよ!!(爆)

うーん、ブルカナで終ると多福感で会場が包まれてその余韻がまた、幸せです。

そうか、、朝から続いた私の数々の受難も、ブルカナが吹き飛ばしてくれたのかなぁ。

ライブ終了後、たくさんのお客様から声をかけていただきました。ブルカナはここでも大好評。個性の違う3人の声質を楽しみながら、ジャズコードのハーモニーが新鮮だったようです。まだまだ荒削り(とくにこの日はマイクバランスも難しかった)ですが、やっぱり楽しいなぁ。早く次ぎのライブやりたいなぁ。

こうして、長い長い、ナオミの1日は、、幕を、、、いやいや、未だ終らない!!楽しい打ち上げに、他バンドの鑑賞が待ってます♪

こうして,3部作、読み返すと、この日、色んな私がおりますねぇ。とくに、真ん中は、、文章も荒れてる(笑)

いやぁ,実際、素晴らしいゲストを交え、これだけの人数のユニットを一人で切り盛りすることになるとは、、思いませんでした。関係者の皆様には、いろいろご迷惑、ご心労をおかけしました。この場をかりて、心からお礼申し上げます!

そして、会場となった、ジャズフラッシュのマスター、mikioさん、あぽろんe-shop のスタッフのみなさま、気持ちよく演奏させてくださって、心からお礼申し上げます。またぜひお願いします!!

本当に,いい「出会い」が生まれた、今回のジャズスト。このイベントは、目に見えない大切なものを確かに生み出してくれています! 


アフターライブのことは、またの機会があれば(笑)

長い長いレポを読んでくださって感謝です。
ライブのご感想などありましたら、いつでもコメント欄か下記にメールくださいませ☆

cherry_jazzsinger@yahoo.co.jp