スワン1周年、分岐点のライブ

昨夜はスワンのライブでした。今回もたくさん、お客様来てくださって会場はいい感じの熱気が充満。諸事情あり、この日はまったくリハなしで、いきなり本番に突入です。うわっ〜ドキドキ!

スワンで歌い始めて丸1年。出演は奇数月のみで1月7月はジャズストリート開催のためライブが入らないため、実際に演奏したのは5回目。毎回、やるたびに、どんどん難しくレベルが高くなっていく気がします。とくに今回は、ピアノの佐藤くんが他のバンドに出演のためギタートリオ+ボーカル。鍵盤楽器が入らないと、音の繋ぎがそれだけシビアに。各自の仕事量もバランスも、全体のグルーヴや曲の仕上がりに大きく左右してくるのです。


とくに、一番仕事量の多かったギターの荒井さん、本当にお疲れさまでした!!今回は荒井さんの大ファンの若手ギタリストも駆けつけ、(彼は荒井さんの演奏中、ずっと口をあけて魅入っていましたね)ブルージーでときにロックでエモーショナルなギターワークにしびれていたようです。さすが、オトコが惚れるオトコ!本番で、ぜったい練習と違うイントロが来るので、(ワオ!そうきたか、、、!)とドキドキしながら、毎回歌入りしてるんですが、、、ほんと、勉強させてもらってます。迷惑かけてますが、まだまだ鍛えてください。


櫻井さんは、ドラマーのお客さんとの太鼓談義に花を咲かせながらも、本番はきっちりしっかりリズムの要をキープ。この人のタイコってどうして、しなやかでかつタイトに固く響くのかな、、、なんて考えたり。。相変わらずMCでネタだしさせていただいて、、、笑いもとらせてもらってマス。今回は本番までテンションをあげていく過程で、随分細やかに励ましの言葉やアドバイスをいただきました。私にとって櫻井さんの存在が、歌う上での精神的な支えでもある気がしています。本当に感謝しています。


そして、五十嵐さん。MCでも、ホメ殺し?だったかもしれませんが、本音です。五十嵐さんは、知れば知るほど、いいオトコだな^と、そしてもっと知りたくなる!できれば、ベースと絡む歌をもっと増やしていきたいです。音もリズムのノリも、私がこれまで一緒にやっていたベーシストとココが違う、、そんなことさえ、最近やっと分かってきた未熟者なんですが、、、。五十嵐さんが、「気持ちいい」と思ってくれる瞬間をたくさん共有できる歌い手に早くなりたいです。

と、まぁ、ツラツラ書いてますが、歌は反省点きりがないほど!リハーサルしなかったせいもあるのですが、1ステはマイクの調整がイマイチだったようで、ほとんどノンリバーブで歌ってしまいました。(バラードたいへんでした;)PAの調整も自分の歌を最大限に演出するためのボーカルの力量なのにっ!もう、絶対失敗はしないとココロに誓います!!


2部は、盛り上げ系&しっとリ系の2段差攻撃でやったのですが、お客さんに受けもよかったようですね。一番最後に歌った日本語の曲は、何人かのお客様が瞳を閉じて口ずさんでくれて、なんだかじーんとしてしまいました。そして、(事前にけっこう悩みながら)いつもより曲に自分もお客さんも感情移入できるようMCも考えました。しそうした意味でいつも以上にリスナーフレンドリーなライブになったかなと思います。

終了後、今回も、打ち上げをしました。メンバーは櫻井さん、五十嵐さんと、お客様2組。皆でけやき通り近くの安宅さんのお店カフェ・ドゥ・ラ・ペへ。五十嵐さんおすすめのチーズトーストと、店主こだわりのハイボールを2杯いただきました。お客さんやメンバーとライブの余韻を楽しみながら、柔らかな明かりの下、静かにあたたかく夜は過ぎていったのでした。

そろそろジャズを歌いだして3年目(お客さんの前で歌い始めて丸2年ほどですが)。歌い始めた頃のように、ただお客様の前で演奏できるのが楽しい、、という時期は過ぎたような気がしています。そろそろ、次のステージ(段階)に行かなければ。今、もがいています。more !more !more ! そういう意味で、今回のスワン1周年が、反省点も含め、私のひとつの分岐点となるような気がします。もちろん、自分の根っこの部分は変わりません。それは、「音楽を通して、皆とハッピーな気持ちでつながること。自分もお客さんも元気になれること」。


こんな私ですが、どうぞこれからも、、、何とぞ宜しくお願いします!