マイケル・ブレッカーの訃報

『マイケル・ブレッカー氏（米ジャズ・テナーサックス奏者）ＡＰ通信によると、１３日、白血病のためニューヨークで死去、５７歳。』

え。。。。ウソでしょ？
彼が、骨髄異形成症候群という難病におかされ、奥さんがウェブ上でドナー提供者を探しているという話は聞いていた。最近は、娘さんの部分適合で経過も良好だという話だった。

え、、、本当に？
このニュースを知って、月曜の私のラジオを聞いた人は驚いたかもしれない。
なぜなら、新年初めての放送の１曲目に選んだ曲が、偶然このマイケル・ブレッカーの『中国行きのスロウボート』だったから。村上春樹に捧げる「アメリカから届いた１０のオマージュ」という昨年秋に出たアルバムから先週収録したものだ。彼が難病に冒されていることを新聞発表する２ヶ月前、０５年１月にNYで録音されたものだ。マイケルは病気のことを一切周囲に話さず、このプロジェクト参加を快諾し、共演したのミュージシャンも彼の体調の変化に気づきことなく実にリラックスしたいい演奏を聴かせてくれる。

まさか、追悼ナンバーになるなんて。。。

心からご冥福をお祈りいたします。