【Assemblage of divas〜歌姫たち〜Back stage story vol.1】


(Assemblage of divas //now on sale!☆)


「CDは出ていますか?」(HPを見た北陸の老舗旅館様より)いいえ、ありません。
「CD出さないんですか?」(ライブに来てくれたお客様より)いいやぁ、、、まだ、、、あのその。。
「せっかく自分のラジオ番組があるのに」(周囲の声)ハイ、そうなんですけど。。

いやぁ、だって、後に残るものですから。自分のライブ録音聞くたびに「いやぁああああ」と涙目の私に、永久保存メディアなんて、そんなムゴいことを。。。

が、突然その殺生な話が舞い降りました。今年の1月末ぐらいだったと記憶しています。
「ナオミさん、CD作るんだけど、ボーカルものの。メンバーに加わらない?」と、長野賢一さんからメールが。スタジオKENではこれまでに、3枚の「地ジャズシリーズ」リリースしていますが、その第4弾。今回はヴォーカルのコンビレーションアルバムらしいです。メンバーは,この時点で、MAKI ・YAYOI さんの姉妹と文田けい子さん。みんな、中堅〜ベテランさんですね。いいんでしょうか?4人目がこの私で、、、しばらく考えました。うん。いろいろ。。。しかも、録音の時期が,公私ともに相当忙しい時に重なる、、。

でも、これまで生きてきた自分の信条に従いました。「来ないチャンスは創るもの。来たチャンスは生かすもの」ってヤツです。(過去、大学受験も就職活動も、この信条で突破してきましたから)きっと,今回のチャンスは、プロセスも含めて私のヴォーカル人生にプラスに作用するはず、、と信じて。「やります!」と返事したのでした。


そして。。。歌仲間の田村トリサさんも巻き込み、彼女も参加することになって5人の歌姫の15曲入りアルバムのレコーディングが2007年の4月5月とスタジオKENで収録されました。

■田村トリサさんレコーディング

4月の第1週目でしたよね。トップバッターでした。陣中見舞いには「ナオミさん、録音終わるまではナーバスだから終わってから来てね」と念を押されていたのでゆっくりめに顔出したら,最後の曲を収録し直していました。ベースの小黒さんも東京出張から直接顔を出しています。スタジオいっぱいに、録音したてのサウンドが響く、、。さすがバックの演奏カッコいいし、トリサさんは英語の発音が素晴らしいので、とても丁寧に歌が伝わってくる!そして大森さんのギター渋い! 聞いてるうちに、なんだか私が緊張して来ました。(わたしの歌、大丈夫かい)ヤバい、、、ちゃんと練習しないと,,,発音ももう1回きちんとやらなくちゃ、、、。

●皆さん続々と収録が進み、、
「文田さん、さすがだね。すごく、いいできだよ」「マキちゃんたちの録音終わったよ、ドラムの西村さんのグルーヴがすごくよくてさ〜」など、サトーズバーに行くたびに、収録の終わったメンバーの報告が、、、。まだ私は選曲で悩んでいる最中でした。

そして、恐ろしい事に、収録2週間前に、咳き込み風邪という、畏れていた事態が、、、(以下続く)