『今』を生きる〜決勝戦で感じたこと〜

Cherry-Jam-Club2009-08-24

今日の決勝戦

久しぶりに、胸が苦しくなりながら経過を見守った。

最終回の猛攻は、高校野球ならではの「キセキ」の連続だった。


9回ツーアウト。点差は大量。

「あとひとり」、、、

けれど、最後の一人は、大方の
予想を裏切って、そう簡単には現れない。


粘る高橋隼之介くんが、ヒットをはなち、最初の1点を追加したとき、

解説者が「これが、来年につながるんです。彼は2年生ですから,この経験を来年に生かすでしょう」)みたいなこと言っていて、

その瞬間、私はものすごい違和感を覚えた。

だって、今あそこで戦ってる選手の誰一人として

来年を考えてる者はいないよ。

みんな、必死で今を戦ってる!!

みんな必死で、今を生きてる!!

未だ終ってない、絶対あきらめてない!!


そう思った。

大人は沢山の傷ついた過去も昇華して、そうやって
経験を財産に変えて行くのかもしれないけど。

あの子たちは、『今』その瞬間を精一杯、生きてるんだ。

だからこそ。予想もつかない展開が、
用意されていない未来が、
けして、ドラマや映画のシナリオどうりにいかないことが、

リアルタイムで私たちをドキドキさせて、
深い感動を与えてくれる。

最後のサードライナー、物語の終わりは強烈で鮮やかで
一瞬だった。
打者が膝を折ってマウンドに崩れたとき、私も自分の膝を折って
その場にしゃがみこんだ(。。。脱力ですね〜)


今日の甲子園、、

泣きそうなぐらいの青い青い空の下。

ホンモノの熱い感動の涙が 溢れました、、、