『今』を生きる〜決勝戦で感じたこと〜
今日の決勝戦。
久しぶりに、胸が苦しくなりながら経過を見守った。
最終回の猛攻は、高校野球ならではの「キセキ」の連続だった。
9回ツーアウト。点差は大量。
「あとひとり」、、、
けれど、最後の一人は、大方の
予想を裏切って、そう簡単には現れない。
粘る高橋隼之介くんが、ヒットをはなち、最初の1点を追加したとき、
解説者が「これが、来年につながるんです。彼は2年生ですから,この経験を来年に生かすでしょう」)みたいなこと言っていて、
その瞬間、私はものすごい違和感を覚えた。
だって、今あそこで戦ってる選手の誰一人として
来年を考えてる者はいないよ。
みんな、必死で今を戦ってる!!
みんな必死で、今を生きてる!!
未だ終ってない、絶対あきらめてない!!
そう思った。
大人は沢山の傷ついた過去も昇華して、そうやって
経験を財産に変えて行くのかもしれないけど。
あの子たちは、『今』その瞬間を精一杯、生きてるんだ。
だからこそ。予想もつかない展開が、
用意されていない未来が、
けして、ドラマや映画のシナリオどうりにいかないことが、
リアルタイムで私たちをドキドキさせて、
深い感動を与えてくれる。
最後のサードライナー、物語の終わりは強烈で鮮やかで
一瞬だった。
打者が膝を折ってマウンドに崩れたとき、私も自分の膝を折って
その場にしゃがみこんだ(。。。脱力ですね〜)
今日の甲子園、、
泣きそうなぐらいの青い青い空の下。
ホンモノの熱い感動の涙が 溢れました、、、