大盛況!大感動!クリヤ・マコト・トリオツアー☆渾身のレポ

いやぁ、終わりました。
まるで、もう、今年が全部終わったかのような、充実感と達成感。いや、実際に,私にとっては間違いなく今年一番の大仕事でした。

クリヤ・マコト・トリオ2010 ツアー
新潟 長岡2days☆
初のクリヤさんのリーダーズライブは、大盛況!大興奮!大感動!!!!のうちに幕を閉じました。 例のごとく、ナオミ目線のレポさせていただきます。たっぷり二日分☆かなーり、長文ですよ〜☆

●10/10/10
9th Avenue

初日のナインスアベニューは、なんとクリヤさんたち、前日ライブを行った秋田市から日本海側のRoot 7をレンタカー使っての大移動!連休で道路混雑が予想されるなか、6時間ものロングドライブで,ギリギリに会場入りでした。
仙台,秋田からの3日目、しかも長距離移動。しかし、そんな疲れをものともせず、3人のプロフェッショナルで集中したリハが続きます。

このツアーの私の最大の使命は、とにかく、会場を一杯にすること!この日は新潟マラソンや幾つもの大きな音楽イベントが重なっていて,知りあいが各地に拡散してしまう中、ギリギリまで集客の手を緩めることができませんでした。その甲斐あって、当日は予約でほぼ満杯。しかも、普段新潟までジャズライブを聞きにこない、新規の音楽ファンの方が何名も予約してくださり、それはそれは楽しみにご来場されました~^^急遽、当日のお客様用に客席を増やし、、全席Sold Out !!期待がマックスに高まる中、クリヤ・マコト・トリオ登場!!

1曲目のDolphin Danceから、一気に持って行かれました〜!!!繊細でリリカルなのに、激しく熱い。1部ラストのLove For Sale の摩訶不思議アレンジのカッコ良さといったら!!(次の日のトークライブで、その謎が溶けましたね。)セカンドセットの1曲目は、なんとショパンノクターン!!でも、すごいジャズです。絶妙なスイングで空間をジャズに仕立てて行く大坂さんと、芸術の域に達している早川さんの聞いた事のないようなベースフレーズ。私はクリヤさんのオリジナルの大ファンですが,ラストのペニンシュラでは、加速度を増す3人の超絶プレイに、、すでに、、アタマも心も幽体離脱、、、ま、他にも理由がありましたが。

ここで家訓「やらぬ大後悔より、やって猛反省せよ」の教え通り、なんと、、、ワタクシ、、、アンコールの前座で、クリヤさんに呼ばれて、Duoで「Close To You」を披露いたしました。....ハイ、ココ、記憶飛んでます(泣笑)もう少し日にちがたったら、きっと記憶も蘇るでしょう^^(滝汗;;;;)(ま、近年まれに見るド緊張!!!!でした.私も人の子ですね〜笑)何とか大役を終え、大坂さん,早川さんをお呼びし、そして、最後の最後に、ホントのトリオのアンコールは、あの「大きな古時計」。客席にはすすり泣きする方も。。。

ライブ直後、感激で高揚した沢山の方から私に「ありがとう、本当に来てよかったです!!」という言葉をもらいました。いえ、私が企画したのではないのですよ。クリヤさんが、今回のツアー先に新潟を選んで下さった,,,そのことに尽きます!!でも、熱心にお客様をお誘いした甲斐がありました。そして、クリヤさんが在庫をすべて持って来たと言うトリオのCD「My music is Your music」は、何と国内盤、欧州盤ともに新潟のナインスアベニューさんで完売しちゃいました。長岡のぶんがナイーー、、、~^^;;;;
My Music is Your Music



余韻に浸りながら、打ち上げの会場へ。なんと、道中クリヤさん自ら,私の荷物を運んでくださるという(涙)、ライブでお疲れなのに。。。こんな心優しい巨匠見た事ありません。

打ち上げでは、最近親しくしてもらっている越後亀紺屋さんhttp://kamegonya.exblog.jp/(ライブにも来て下さった創業260余年!)の手ぬぐいをお土産に進呈。柄選びで盛り上がりましたね。さて、翌日は、さらに大仕事が待っている!心地よい疲労感とともに、深夜タクシーで三条の自宅へ。寝酒に「養命酒」を呑んで(笑)ベッドに撃沈。

●10/10/11
Day Time
Piano Piano

この日は、午後から西堀ローサにあるpiano piano で私のラジオ番組「チェリージャズクラブ」の公開収録を行いました。クリヤさんは5月の、たなかりかさんとのトークライブでも出演してくださり、今回が2回目。トークの打ち合わせはサクサク終わりましたが、Duoできちんとミニステージするにあたって、短くも集中したリハをしていただきました。私は、もう、リハの段階で感激してました!

本番の1部のトークタイムは、春のエジプト東欧ツアーの話題から、海外の音楽事情、渋谷HMVショップの閉店から若者のCD離れ、音楽入手経路とパッケージ等、気になるTopicを二人でポンポンとトーク!我ながら、いい感じで、話がつながり、最後は今話題のLCC(ローコストキャリア)の問題から、一巡してクリヤさんの次回CDにツアーの話まで、ほぼ予定通りでどんぴしゃ☆うーん、今までで、一番流れがつながり最後まで面白い内容のトークができたと思います。クリヤさんのおかげです!

そして,2部のLive Time。まずは、クリヤさんのファンキーなピアノソロ、Watermelon manに続き、オリジナルの美しいSakura Garden。日本的叙情たっぷりのメロディに胸がせつなくなります。こんな素晴らしいピアノを聞けるお客様は幸せ。

そして、いよいよDuoへ。前日のトリオの演奏同様に、汗びっしょりで全開でピアノを弾くクリヤさん.イントロから感動の波が押し寄せます。そして、触発されどんどん私もボルテージがあがりました。前日のナインスのような緊張はなく(かえって前日大舞台ふんだぶん、この日は開き直って楽しめたかも)ものすごく集中して歌っていたと思います。なにしろ、カメラマンの一人が「いつものように動き回らないので、カメラぶれが少ない」と言ってましたもん>笑)もちろん、課題や反省も歌っている最中にすら感じてましたが,,,本当に嬉しくて幸せで楽しかったなぁ〜。

あの40分ほどのクリヤさんと二人だけの音世界は、この先どんなに道に迷っても、これからの自分の音楽人生を明るい光の方へ導いてくれるような気がしています!そして、私が最後まで本当に楽しめて、持てる力精一杯で歌えたのは、会場ぐるり埋め尽くしたお客様のあったか〜い眼差しと拍手です。本当に嬉しかった、、、ありがとうございます!

『My song is Your song』....そんな風に感じました。
↑あ、コレ思いきりパクってます(笑)

この日のことを綴った
写真満載の『想像もしなかった光景』もあわせてご覧下さい
http://d.hatena.ne.jp/Cherry-Jam-Club/20101013

●Night Time
長岡クックテールくぼた

クリヤさんと新幹線で長岡へ。移動の時間が少しでもあると、食事をとるクリヤさん。そうですよね、次いつ食べられるか分からないですもん。新幹線の中で、本当にいろいろなお話をしました。クリヤさんと知り合う前に、たまたま未明さんの本を読んだこと驚いてらっしゃいました。あとは...人生の宝物にしたい言葉をいただきました、自分の胸に大切にしまってあります。

くぼたでは、すでに、早川さん&大坂さんがセッティングサウンドチェック中!大坂さん、笑顔でノリノリ☆リハから素晴らしいドラミングの音に、心臓がワクワク鼓動しちゃいました。前日から荷物を運んでくれた、どらさんも一緒に、店の前の小嶋やでみんなで夕ご飯。大坂さんは、トークも絶好調!もう、大笑いしながら聞いてしまいました。ドラム同様、周囲の空気を操るムードメーカーですね〜。早川さんは、寡黙ですが、きちんと相手の目をみて誠実にお答えして下さる方。何て言うか、、ベースもそうでうですが、佇まいが「武士の一分」なんですよ。大人で、すごくかっこいいのです。渋過ぎます。すでに大ファンです^^
店に戻ると、すでに満員。私は,この日は出番なしで、「飲み放題コース」の客の一人で真ん前の席をKeepしてもらってました。よし、呑むぞ〜聞くぞ〜!!(でもCD売り子係だったので、いい子でちょっと抑えました^^)

クリヤさんの冒頭のMC。とても胸に響きました。音楽は演奏する人と聞く人の双方向でのやり取りがあって、もっと深く濃く素晴らしくなっていくということ。けして一方通行では得られないモノが確かに存在するってこと。うんうん。

この日は、長いツアーのラストライブということもあり(まだ東京でありますが、ツアーとしては最後)メンバーの皆さんのボルテージも凄かったです。クリヤさんがblogに書いてらっしゃるように、前日の新潟,その前の仙台,秋田、、と、連日の盛り上がりの波でどんどん上がっていった感じ!!きっと、疲労もピークだったと思うし、CDも売り切れちゃってたけど、そういう意味で長岡のお客様はよかったと思いますよん。

他の方の日記でもみましたが、この日は、1曲目から、エンディングのような盛り上がりと感動で!!前日CDが売り切れてしまったので、長岡でのみTrioで演奏した「Sakura Garden」も1部で聞けました。途中でもう涙腺崩壊。そして、前日もしびれた「Love For Sale」☆トークでお聞きしたクリヤさんがアラブ方面のツアーで触発されてアレンジしたという不思議な音!早川さんが、怪しいヘビ使いみたいで(笑)、聞いた事ないベースの音に、キャッキャッと楽しみながら聞き入りました。


そして、、そして、、大坂さんのドラムが凄い!!!!!!!!あんなキレイな音であんなスイングするドラムは初めて聞きました。美しくカッコ良く、圧倒的に感動的。すでに前半時点で、私の中で、自分史上最高のドラムになっていました。

長めの休憩をはさみ、2部。会場は熱い興奮で揺れていました。1曲毎に全身を揺るがす巨大な波のような、クライマックスがきて、地上に降りる事ができません。何より,目の前でお客さんにすべてをぶつけて、全身全霊で演奏して下さるクリヤさん、早川さん、大坂さんの姿に、感動が止まらない。いやぁ、凄い方達ほど、絶対、手加減しないんだなぁ。 クリヤさんの靴の紐が赤でステキ☆

んもう、あっという間にオーラスの「ペニンシュラ」でした。この曲は、クリヤさんのオリジナルの中でもとくに胸をうつ曲。激しくせつない、どこか日本的な叙情も感じるし、見知らぬ国の行った事もない景色が広がる。まるで前世の記憶を辿るような,,,,..。あんなに熱いピアノタッチなのに、低音から高音まで全ての音が絶妙なバランスで鳴り響き、圧倒的な勢いで深く語りかけて来る。早川さんのベースは本当に美しい芯があって、優しく柔かく心を溶かし、、かと思うと鋭く侍の剣のように胸にズバッと切り込んできます。客席の後ろでは、感極まって踊り出す客も~^~^。。。^^


最後のリフで炸裂する大坂さんのドラム!!そして、ドラムソロへ。ぶわっと、魂ごと持って行かれました。ドラムソロでこんなに感情を持って行かれたことなかった。心がワクワクスパークする素晴らしいソロは今まで沢山聞いたけど、苦しいぐらい感動して胸が震えるドラムソロは初めてでした。メロディ楽器でなくても、こんなにも歌うドラム聞いた事なかった。んもう、大坂昌彦さまに完全に陥没なり〜〜××

アンコールの「Grand Father's Clock 〜古時計」。名残惜しいなぁ。幕を下ろしてほしくないなぁ,,,.そんな想いも胸によぎりながら、、最後の1音まで漏らさないよう聞いてました。 


もちろん、私の個人的な思い入れも相当在るけど、今まで聞いたピアノトリオで過去最高のライブだったなぁ。ま、前日のプレッシャーから開放されて、ただ音に酔う事ができたのも大きいかな。

そう思ったら、耳の肥えた長岡のジャズファンが、「過去にこの店で聞いたライブで一番よかった!」と言ってる方もいましたよ!
別の方の日記でも「今年の自分のベストライブ」だと、断言していて!!(まだ今年終わってないのに)ブラボーーー!!!!

拙い文章で伝えきれないぐらい、素晴らしかったです。

クリヤさん
早川さん
大坂さん

本当にありがとうございました。


時代の閉塞感も、不安も、少しばかりの悩みや悲しみも、全部とぱらって、
音楽にただ感動できる。
この世も人生も、まだまだ素晴らしいことで満ちてる!
そんな風に思えました。

またぜひ、新潟に来て下さい。

私たちの願いはそれだけです!〜^^



長いレポ最後まで読んでくださって、ありがとうございます。

☆そして、今回の「クリヤ・マコト・トリオツアー」初新潟開催にあたり、本当に沢山の方にお世話になったんですが、
Special な感謝を最後に述べたいと思いマス。

※フライヤー作成から、集客の相談、当日の運営、何から何までお世話になり不慣れな私を助けてくださった
石山祐子さん

※会場となった
インスアベニューの亀ちゃん、くぼたの、樋山店長、シンフォニーさん、

※ピアノピアノでお世話になった
あややと、PAスタッフの大泉さん、

※楽器運搬から打ちあげまでスタッフのようにお手伝いしてくださった
佐藤龍哉さん

※会場に足を運んで下さった沢山の皆様

本当にありがとうとございました!!

今回残念ながら、ご都合つかなかった方もまたぜひ、新潟に来ていただいて
そのときは、一緒に客席で、最高のメインストリームジャズに酔いしれましょうね。

吉川ナオミでした!


追伸:なんとなんと、お忙しいクリヤさんなのに、ツアーから戻った即日、Blogをアップされていました。
http://tothemax.cocolog-nifty.com/blog/ 10/13付けです!
おおおおお、憧れのKeiko Leeさまと同じ画面に私とクリヤさんのツーショット写真が!!!
感激でまたも、うるうる、、でございます。関西の実家の両親に報告しなくちゃ☆
本当に、ピアノも音楽もお人柄も全てが、素晴らしいクリヤ・マコトさん。
奇跡のような出会いーーー。これからも、このご縁を大切にしていきたいです。 (クリヤさんのBlog から頂いたツーショット)